さくらレンタルサーバでPHPの設定やバージョンを切り替える方法

 

1マルチドメインのドキュメントルートに以下内容の php.cgi ファイルを格納

#!/bin/sh
exec /usr/local/php/5.6/bin/php-cgi
#exec /usr/local/php/5.4/bin/php-cgi
#exec /usr/local/php/5.3/bin/php-cgi
#exec /usr/local/php/5.2/bin/php-cgi
#exec /usr/local/php/4.4/bin/php-cgi

それぞれのパスはさくらに用意されている各PHPのバージョンファイルです。
動作させたいPHPのバージョンの行を残してそれ以外はコメントアウト、もしくは削除します。 
また、ファイルのパーミッションを 705 に設定しておきます。

 

exec /usr/local/php/5.6/bin/php-cgi
この部分はシンボリックリンクと言い簡単に言うとショートカットのようなもので、とあるフォルダやファイルのリンクを保持しているものです。 ショートカットとの大きな違いは、シンボリックリンクを辿った際のパスです。 例として、以下のフォルダ構成を挙げます。 アイコンは一緒ですが、symlink がシンボリックリンク、shortcut がショートカットです。

 

2マルチドメインのドキュメントルートに以下内容の .htaccess を格納

Action myphp-script /php.cgi
AddHandler myphp-script .php .html

 

3PHPの設定を適用したいディレクトリに .user.ini を格納

display_errors = On
error_reporting = 6135

 

上記の3ファイルをサーバーへアップするとPHPのバージョン切り替えができます。

 

注意点
PHPのバージョンを5.2以下で指定した場合は .user.ini のサポート外となるため、上記の方法ではPHPの設定は適用されません。
.user.ini 形式の INI ファイルがサポートするのは、 モードが PHP_INI_PERDIR および PHP_INI_USER の項目のみです。

 

参考サイト

https://qiita.com/okamoai/items/f246e977e214de41a866

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